-
今回の年賀状デザインの作品への
思いやメッセージを教えてください。
美しさと共に、送る人から受け取る人へのメッセージが感じられる文字をテーマにしました。干支の「卯」を使った年賀状は、卯の字を大きくデザインしています。新年への期待にワクワクする気持ち、一年を勢いよく進む疾走感をイメージしました。「軽やかに朗らかにいきましょう」というメッセージは、さりげないエールと温かい気持ちを伝える言葉として選びました。空や海、植物など自然を思わせる優しい色合いで背景を描きました。
-
活動の中で今、一番注目している
(力を入れている)ことは何ですか?
最近は、座右の銘や大切にしている言葉、会社のスローガンを書いてほしい、というご依頼を多くいただきます。ご自身や会社の原点となる言葉を任せていただくのは、とても光栄で、制作に気合いが入ります。その人や会社の個性、目指す方向性が文字からも感じられるように、綿密なインタビューとやりとり、試作を重ね制作します。大変な毎日を過ごしていく上で、作品がその人のお守りのような存在になるように、力を注いでいます。
1986年生まれ、神奈川県出身。
6歳より書道を始め、23歳で師範資格を取得。
2015年、第32回産経国際書展にて特選を受賞。
2018年、パリ・ルーブル美術館開催のアートフェア『Art Shopping 2018』に出展。
同年、日本酒ラベルのコンペで、233作品の中から文字が採用される。(菊の司酒造株式会社「膠漆の交わり」)
2019年、「丸の内K I T T E」開催のアート展に参加。
商品ロゴ、広告・テレビのタイトル制作、作品発表、ワークショップ講師を行っている。